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中古車は、なぜ値引きできないのか?

中古車は、なぜ値引きできないのか?

最近受けたご相談で
「中古車探してるけど、あまり値引きしてくれないんですよ」
といった内容のものがありました。

新車に比べると、中古車はお値引きが渋いことが、往々にあります。
実際は、値引きをしてくれたらいい方で、基本的にお値引きをしてくれないのが中古車です。

なぜ新車は値引きが出来て、中古車はできないのか。
詳しく解説していきます!

違いは販売経費

新車と中古車で、値引き額に差が出る理由は、それぞれの販売経費の掛かり方にあります。同じ車の販売で、経費の掛かり方が違う? と疑問を持たれる方も、いらっしゃるかと思います。

そもそも、経費と値引き額が、どう関係するのかと、思われる方もいると思います。ですので、それぞれの経費の掛かり方を説明しながら、値引き額の違いを説明していきます。

新車販売の経費

まず、新車販売の経費を説明していきます。

販売経費で一番大きい額のものが、車両の原価です。車両を作るコストですね。

製造コストは、新車として発表されてから、時間が経つにつれて、下がっていきます。これは、メーカーが自社の工場や、部品の製造工場に対し、毎月コストダウンを要求し、部品単価が常に下がり続けるためです。

部品1点のコストダウン額は、0.1円や0.01円くらいの、小さなものです。ですが、車に使われている部品数は、何十万個にもなります。

部品の値段が0.1円でも、下がれば、車両製造コストは、毎月1万円くらいは下がることになり、1年も経てば、1台あたりに10万円ほど、メーカーは製造コストを削減できるのです。

因みに、コストダウン要求に応じない下請け会社は、バッサリと契約解除されちゃいますが、まあそれは置いといて・・・

販売店はお客様から注文を受けたら、メーカーから車を仕入れるのですが、(メーカーによっては、販売店があらかじめ車を仕入れて、在庫として抱えています)メーカーから販売店に卸される金額は、基本的に変わりません。

製造コストを下げると、それは全て、メーカーの利益になるんですね。

ただ、製造コストがある程度下がる時期は、上記したとおり1年ほどの時間がかかります。発売から1年ほど経っていると、その車種の売れ行きは落ちていますので、以前記事にした「メーカー施策」が付くようになります。

↓メーカー施策の関連記事↓

メーカーは、コストダウン分の一部や、縮小した広告費などから、メーカー施策を割り当て、販売店は施策を使ってお値引が出来るようになります。

新車のコストは、発売時から下がっていくので、値引き額も大きくできる。

そう捉えていただければと思います。

中古車販売の経費

では、中古車の経費を見てみましょう。

中古車店はご存じの通り、展示場に車を並べています。車を並べている、ということは、すでにその車を買取していて、車両の購入代金が、原価としてかかっています。

さらに、車を置いていれば、見栄えを良くするために洗車も、たびたび必要ですし、そのたびに人件費がかかります。

車1台分の場所も使いますので、場所代だってかかってくるのです。

さらに、長期間置いていれば、エンジンのかかりが悪くなったりしますので、整備にも人手が必要ですし、ネット掲載などの広告費も、毎月かかってきます。

つまり、中古車は、時間が経てばたつほど、経費がかかってきます。

そのため中古車は、仕入れたばかりのクルマでない限り、値引きをすることが厳しくなるのです。

中古車の無理な値引き要求は危険

そんな訳で、中古車は値引きが難しいのですが、とはいえ予算は限られてもいるものです。出来るだけ、安く買いたい。

あと10万円安ければ・・・

なんて時に、値引きが有ればと思うのではないでしょうか

ですがここで、無理に値引きさせるのは、得策ではありません。なぜなら、後で高く付いてしまうことがあるからです。

厳しい値引きを言われた時に、販売店はどうすると思いますか?

可能な範囲、車両代を引きますが、それでも無理そうであれば、次に手を付けるのは、整備費用等の諸経費です。

「では、ここの整備は、まあやらなくても、いいかもしれませんね・・・」
そうすれば、ご予算に入ります。

でも、中古車で整備費用を削るのは、本当にオススメしません。乗り出して、何が起きるか分からないのが中古車です。しっかりと整備をしてもらわないと、乗り出してすぐにトラブルに見舞われて、整備代、修理代が高くついてしまうことになりかねません。

メーカー保証期間の年式でない限り、整備費用を落として購入することは、オススメしません。

その他の費用、例えば、車庫証明取得の事務手数料などを、サービスしてもらう方法もあるのですが、中古車の場合、元々経費は抑え気味で見積もりを出してきますので、大きな金額になるのは、難しいかと思います。

値引に頼らずに良い車を買う方法

値引は期待できない。でも予算がある。そんなときはどうしたらいいのでしょうか?

そんな時は、今選んでいる車よりも、走行距離が多い車を選んでください。

走行距離は1万キロ増えれば、約10万円くらい、車両価格が安くなります。

それじゃ、品質を落としてるから、安くて当たり前じゃないか。そう思われるかもしれません。

ただ、闇雲に走行距離の多い車を選んでいい訳ではありません。前オーナーの整備記録を見て、しっかり整備されているか確認して選んでください。

別の記事ににも書きましたが、整備されていない低走行車よりも、きっちり整備されている、過走行車の方が、乗り出した後も調子が良かったりします。

過去にどれだけ走っていないかよりも、ご自身が乗り出して問題が出ないか、その方が重要だと私は思います。

そして、そのような車に切り替えれば、値引きに頼らずともご希望のクルマに乗り換えることは可能です。

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