セールスディレクターのブログ

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損をしない車の売り方~番外編~

損をしない車の売り方~番外編~

車売買エージェントの長山です。
車を買ったり売ったりについて、色々書いてきました。

その中で、ところどころに降りかけてたエッセンスがあったのですが、
大事なことだから、ちゃんとまとめとこうと言うのが今回に記事です。

なので、この記事がモノの売り買いについて、一番本質的な記事になっている、ハズ。
まあ固くならずに、いってみましょう。

オートオークション会場の秘密

さあ、出てきました。
車の流通略図です。もうお馴染みですね。
基本だから覚えてください、そう何度も書いてきたと思います。
ですが、この図にもう一つ、書き加えなければいけない箇所があるのです。

それは・・・・・

これです!

お判りでしょうか?
オートオークションの左に、海外バイヤーからの海外輸出ルートを追加しました。

実はオークション会場には、様々な国の海外のバイヤーが沢山来ています。すごい月は、半分以上、海外の方だったりします。
その数は年々増えてきて、遂にはオークション会場内に礼拝室が作られたほどです。

ここまで立派ではありませんが・・・・・

海外のバイヤーが増えてことで何が起きているか、詳しく書いていきます。

海外輸出対象車は、相場が跳ね上がる

海外に輸出されたクルマは、現地で日本国内よりも高い金額になり取引をされています。関税などの関係もありますが、それを差し引いても、だいぶ高値で、3年ほど経っている車が、日本の新車価格よりも高かったりするそうです。
それでも、品質の良い日本車は売れるらしいですから、すごいですよね。

ですので、海外輸出対象となっている車は、日本国内の販売価格を無視した、オークション相場になっていることがあります。

例えば、国内での販売価格が150万円の輸出対象車の場合、オークションでも150万円近い金額で取引されていることがあります。

この時の取引相場を「輸出相場」と私たちは呼んでいます。

輸出相場となっている車は、日本国内にしかマーケットを持っていない中古車店は落札できず、日本の中古車はドンドン海外に流れているのです。

ですから、輸出対象となってる車の売却の際には、国内販売業者に加え、オークションに出品する会社を1社、呼んでおく必要があります。

輸出対象車ってどんな車?

さあ、そうなってくると気になるのが、「どんな車が輸出されるのか」ではないでしょうか?

これについては、その時期により変わってくるので、一概にどの車とは申し上げにくい所です。輸出先からのオーダーや、国によって製造から何年以内、といった決まりがあります(カントリーオーダー)

一つ参考にできる輸出業者さんのサイトがこちら↓

https://engcar.jp/guide/engは年間6000台以上を海外に輸出する、日本トップク/

輸出対象となる車種は、トヨタ車がほとんどです。その中でも、アルファード、ヴェルファイア、ランクル(プラド)ハイエース(レジアス)は鉄板です。

ただそれらの車種でも装備や色の指定があって、黒限定とか、サンルーフ付き限定とか(これは多い)プレミアムサウンド付き限定とか、意外と細かくなっています。気になるようでしたら、リンクの会社さんに輸出対象かどうかだけでも、訪ねていいと思います。

輸出対象であれば、もうそこに売ってOKです。そこが一番高いですから。
あ、ついでに申し上げておくと、海外輸出に走行距離は、あまり関係しません。

走行1万キロでも10万キロでも、あまり買い取り額が変わらないことがあります。

海外バイヤーが居なくなる時期がある

いいことずくめの海外輸出ですが、海外のバイヤーがオークション会場に来ていないと、輸出相場になりません。ですからコロナ禍の現在は、輸出相場にはなっていないため、売却はおすすめいたしません。

コロナが無かったとしても、1年のうちある時期だけ、海外のバイヤーがオークション会場に居ない時期があります。

それが12月頭~1月中頃までです。

この時期は、海外のバイヤーさんはみんな、自国に帰ってバカンス中です。ハッピーニューイヤーは家族と一緒なのです。

ですので買取店が車をオークション出品するのに1週間はかかることを見越して、11月の中頃までに売却を済ませるようにしてください。

因みに、2月になれば輸出相場に戻るのかと言うと、12月、1月に落札された金額は海外のバイヤーさんも見ますので、それよりちょっと上くらいまでしか金額は出してきません。

一度相場が下がると、基本的には戻らないのです。

例外が2020年に起こった

一度相場が下がると戻らないのですが、2020年は例外です。

4月~6月に、コロナによる渡航制限がかかり、海外からの物流もSTOPしました。
当然車の輸出も止まり、海外のバイヤーもいない状況でした。緊急事態宣言時には、オークション取引自体が中止されていました。

ところが、海外の都市でロックダウンが解除されだした7月から、海外輸出業者も戻ってきだしたため、7月から9月現在まで、オークション取引相場は急激に上がっています。(回復した、という見方もできますが)

ですので、4月~6月に買取価格が低くて、売却をあきらめた方は、今がチャンスです。
大半のクルマが、そのころよりも高値になっています。

一番言いたかったこと

うほうでも売るほうでも
「見積もりを集めるな」
「沢山の会社を比べるのは間違い」
と、比較することを私は否定してきました。

もう少しこれに捕捉すると、「必要以上の比較はするな」
と言うことなんです。

沢山値引きしてほしい。高額で買い取ってほしい。

そのお気持ちは、十分わかります。
ですが、ひたすらに値引きを求めること、金額を釣り上げるという行動は、自分の利益しか考えていない行動だと、私は感じます。

その相手に対して、セールスが「値引きしてあげたい」「高額買取をしてあげたい」と感じるでしょうか?

むしろ逆に、
「この人に売らなくてもいいや」「この人から買えなくてもいいや」
としか思われないのです。

販売現場が優しさに包まれたなら

売り手よし、買い手よし、世間よし。
昔、近江の商人たちが言っていた言葉だそうです。
ご存じの方も多いかと思います。

世間に良いかは、お客様でコントロールできることではありませんが、少なくともお互いが相手の利益も考えてあげれば、今よりももっと、車の売り買いはスムーズで優しさに溢れたものになると思います。

そのためには先ず、セールス側の意識改革が必要であることは、言うまでもありません。

考えてみてください。
お互いがお互いを疑いながら話すなんて、まともじゃありません。

でも今の販売現場は、そんな疑いが蔓延しています。車だけではなくて、全てです。

そうなった責任は、セールス業界側にあると思います。
ですからセールス側から意識改革をしていかなければいけないと思うのですが、自分たちだけが痛みを伴うことを、誰もが嫌います。

ですから並行して、消費者の意識改革も必要だと思うのです。

販売者と消費者、お互いがお互いのことを考えれば、自ずとお互いが利益を上げられるポイントで、話はまとまります。

車の売り買いだけではなく、すべての販売現場で、優しさが必要なのではないでしょうか。

優しさで溢れたら、日本の労働生産性も少しはあがるんじゃないかな。

車の売り買いは、車売買エージェントに任せよう!

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